利用者もオーナーも笑顔になれる 企業内保育所・院内保育所の開設・運営NAVI » 企業内保育所とは 立ち上げ・運営方法を解説 » 女性の働き方、活躍を支える「企業内保育所」

女性の働き方、活躍を支える「企業内保育所」

男女平等を訴える声が多い昨今において、女性の働き方や活躍できる場面の創出などは社会全体の課題となっています。家庭によって対応はさまざまですが、ここでは「企業内保育所」を中心に、子育てをしながら働く環境について紹介します。

企業における女性の活躍

ジェンダーに関する話題はとても繊細であり、人によって意見はさまざまですが、「女性は男性よりもライフ体験を持つ方が多いため、リスク対応に優れている」という意見が聞かれます。また、女性管理職が少ない理由について「女性自身が管理職になりたがらないから」といった固定概念や、女性自身に「自信が無いから」といったネガティブ意識によるのでは、といった分析もあります。人により価値観や見方が当然、異なりますが世の中としては「働きたい」という意欲を持つ女性が働けるという環境を作っていく必要があるのではないでしょうか。

参照元:男女共同参画局(https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2011/201110/201110_06.html)

女性の離職率

厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果の概況」によると、令和2年における1年間の入職者数は7,103.4千人、離職者は7,272.1千人となっており、離職者の方が多いという状況になっています。性別で見ると入職者数・離職者数は共に女性の方が多く、離職率も男性の12.8%より高い15.9%となっています。
入職・離職には当然さまざまな経緯や事情、個人によって異なる背景がありますが、中でも「結婚、出産・育児を理由とする離職率(女性)」という集計結果も公開されています。この中では結婚を理由とする離職率は25歳~29歳が最も高くなっており、出産・育児を理由とする離職率は30~34歳が最も高くなっています。男女平等が叫ばれる昨今でもこういった状況が発生していますので、結婚や出産・育児が「働けなくなる理由」とならないよう配慮していかなければならないでしょう。

参照元:[PDF]厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概況」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-2/dl/gaikyou.pdf)

企業内保育所で解決できる離職理由

中でも子育てがきっかけとして離職される方は、「子育てに専念するため」という自発的な理由のほか「仕事と育児の両立ができない」「身体的負担」「待遇が変わる」などという理由を抱えていることもあるでしょう。自らの意思で働かないという選択肢を選ぶのは問題ありませんが、「子育てがあるので仕方なく」労働機会が奪われるのは望ましくないはずです。こういった課題・悩みの解決策として、子育てと仕事を両立するための施設「企業内保育所」は大きな役割を果たします。

「働きたい」を妨げない

子供が生まれるのを機に仕事を辞める方には、自らの意思で辞められる方と仕方なく辞められる方がいるのが実情です。企業内保育所をはじめ、利用できる施設や制度をうまく活用しながら、それぞれがやりたいことをできる環境を作っていくのも社会的な使命の一つとも言えるでしょう。

企業内保育所・院内保育所を開設するメリット・デメリットをチェック