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デメリットもある?企業内保育所の抱える課題

企業内保育所は、従業員が子どもを保育所に預けて復職しやすくなるので、離職防止や企業イメージアップなどの観点からメリットのある仕組みです。従業員だけでなく地域にも保育枠を開放すれば、地域貢献としてさらにイメージアップを図ることができます。

とはいえ、デメリットがないわけではありません。保育所の運営には、防ぎ、また乗り越えなければならない課題があります。ここでは、5つの課題について解説します。

運営をスタッフに丸投げ

運営会社が本来担当するべき管理・監視業務を、現場のスタッフに丸投げしてしまうケースがあります。必ずしも経営や運営のプロフェッショナルではないスタッフに運営を任せると、経営の計画がうまく行かなくなったり、職員の不足、あるいは賃金が高騰して払いきれない、といったトラブルになる可能性があります。

保育園の経営失敗を引き起こす運営会社トラブルを詳しく

保育士不足

企業内保育所に限らず、保育士不足は日本全体の問題とされています。優秀な保育士を確保するために、各園でさまざまな対策を講じていますが、それでも人員不足は否めません。

たとえば、運営会社が保護者対応を保育士に任せきりにしたりするなど、大きな負担をかけてしまうと保育士が退職する可能性があります。一斉に全員退職して保育所が維持できなくなることも。

企業内保育所・企業主導型保育園の問題点「保育士不足」を詳しく

児童の定員割れ

これだけ世の中では待機児童が問題になっているにも関わらず、児童が集まらずに定員割れしてしまう保育園があります。東京都世田谷区のような待機児童の多いエリアでも、認証園で欠員が発生していました。

認可園が増え、企業主導型保育園の一般開放が増えたことから、保護者のニーズに応えられない保育所は定員割れになるリスクがあるのです。

保育所の経営難や閉鎖に繋がる原因「定員割れ」を詳しく

保育中の事故

しばしば保育中の事故が報道されることがあります。事故が起こる原因はさまざまですが、ひとつには保育士が不足していたり、保育業務の方法に問題があったりするケースも。

保育施設での事故の多くは、実はお昼寝中に起きているのだとか。しっかりとお昼寝中の乳児を見ていられる体制があればいいのですが、その整備を怠ると事故につながりかねません。

企業主導型保育園等の保育所でおこる怖い事故を防ぐには

保護者とのトラブル

保育所の運営で悩まされることがあるのが、保護者への対応。どんなに誠意をもって運営していてもクレームは避けられないものですが、その対応を間違えると大きなトラブルにつながりません。ここでは、保護者とのトラブルの事例をいくつかご紹介しています。

企業主導型保育園でのクレームや対策を詳しく

企業内保育所は社交性をはぐくめる?

企業内保育所は、オフィスビルの中などにあることが多く規模が小さめであり、子どもの人数が少ない傾向にあります。社交性を身につけられる機会でもある集団行動をあまり体験できないのがデメリットです。ここでは、企業内保育で社交性をはぐくめるのか詳しく解説していきます。

企業内保育所は社交性をはぐくめるのか徹底リサーチ!を詳しく

企業内保育所で行事は行われている?

企業内保育所はオフィスビル内などにあるため、施設の規模が小さかったり園庭がなかったりすることが多いです。そのような理由から、お遊戯会や運動会などの行事をあまり取り入れていない園もあります。ここでは、企業内保育所で行事について詳しく解説していきます。

企業内保育所で行事は行われている?必要性も徹底解説!を詳しく

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