運営をスタッフに丸投げ
企業内保育所の運営に失敗してしまう理由として、「スタッフに運営を丸投げしている」という例があります。ここでは、運営の丸投げがどんなトラブルを招くのか解説していきます。
運営をスタッフに丸投げするとこうなる!
運営会社が管理すべき運営業務を、現場のスタッフに丸投げしてしまうケースがあります。この場合、どんなトラブルが起こりうるのか見ていきましょう。
見通しの甘い計画で閉園へ
法律の問題、給付金の支給条件など、現場ではなく運営側が管理するべき問題があります。これをおざなりにして、いい加減な計画のもとにスタッフに丸投げしてしまうと、給付金・補助金の支給停止はおろか、法律違反で閉鎖・閉園に追い込まれてしまうこともあります。
職員の不足で閉鎖へ
運営会社の管理が行き届いておらず、人員の確保がずさんになってしまうケース。職員がやめてしまい、人数が足らなくなると閉園を余儀なくされていまいます。保育園の人手不足は以前から指摘され、また人員確保が難しいことが知られていますが、運営会社はこの状況にしっかりと対応していかなければなりません。
賃金トラブルで園の運営費が不足
賃金の管理や労働時間がしっかり管理できていないと、賃金トラブルにつながる可能性があります。運営会社は賃金の高騰を管理しきれず、園の運営費が差し押さえられてしまい、賠償責任を負う可能性さえあります。
トラブルを解決するなら委託会社の乗換えが望ましい
以上のようなトラブルは、運営を委託した会社が現場のスタッフに業務を丸投げしてしまったことが理由となっています。これを解消するためには、委託会社への改善依頼や話し合いという方法もありますが、お勧めしたいのは委託会社の乗換え。設立した企業内・院内保育園を健全に運営するためには、委託する会社を変えることが近道になります。
このサイトでは企業内・病院内保育所の委託会社をご紹介しています。子どものため、そして従業員が安心して働けるため、優れた委託会社へ乗り換えることを検討してみてはいかがでしょうか。
運営委託をした企業・病院の事例
最後に、企業内保育所の運営委託をした事例をご紹介します。
大阪市立大学附属病院
課題:出産、育児による離職の防止
乗換後の変化:
2ヶ月〜4才未満児の保育を開始しました。季節に応じた保育メニューを用意してくれるなど、保護者が安心して預けられるような保育園となり、離職を防いで有能な人材を確保しておくことができるようになりました。
国際親善総合病院様
課題:医師・看護師の採用に苦労するため、職員が安心して子どもを預けられる施設が必要
乗換後の変化:
マニュアルがとてもきっちりしていることを高く評価しています。病院なので感染症対策には気を遣いますが、院内感染予防マニュアルがしっかりしているのでよかったです。
ウエルシアホールディングス
課題:働きやすさが求められる時代で、どこまで福利厚生で従業員が幸せになれるか、という取組
職場の近くに保育所があるので、出社、退社のギリギリまで親の愛を注げる環境ができあがりました。